頭の中でずっと喋ってて、静かにならない。
あれこれ考えすぎて疲れるのに、考えるのをやめられない。
――そんな日々に、わたしも長い間悩んでいました。
そんな状態が当たり前になっていたわたしですが、
ある呼吸法に出会ってから、
「考えるのをやめる」ではなく
「いま考えてるなってことに気づく」ことのほうが大切なんだとわかってきました。
この記事は、
- 頭の中がうるさくて疲れる方
- 考えすぎて行動できない方
- 心を落ち着かせたいけどうまくいかない方
そんな方に、少しでもヒントになるかもしれません。
わたしもまだ実践途中だけど、
少しずつ、自分の感覚に戻れるようになってきた。
そんなリアルな記録として読んでもらえたらうれしいです。
頭の中がずっと喋ってるのはなぜ?
考えすぎるクセは止められない?
朝起きた瞬間から、頭の中で何かがずっと喋っている。
そんな自分に気づいたのは、ある呼吸法を始めたことがきっかけでした。
「あれやらなきゃ」「なんであんなこと言ったんやろ」「あれってどういう意味?」 そうやって次から次へと、考えごとが止まらない。
頭では「考えすぎてるな」とわかっていても、止めることができない。
そんなクセがずっと続いていたのです。
思考を止めようとするほど苦しくなる理由
「もう考えるのやめたい」と思っても、 「考えるのをやめなきゃ」という思考がまた始まってしまう。
頭の中が静かにならない理由は、 実は「止めよう」としていること自体にあったんやと気づきました。
止めようとすればするほど、考えがどんどん湧いてきて逆に苦しくなってしまうんですよね。
「気づくこと」が静けさの第一歩だった
「あ、また考えてる」と気づけるだけで変わる
そんな中で、呼吸法を通して学んだのは、 「止める」んじゃなくて「気づく」ことが大事だということ。
「あ、また考えてるな」「起きてもない不安なこと考えてるわ」 そうやって気づくことができたとき、
思考に追われる感じが、ちょっとやわらいできた気がしました。
気づけたからといって、思考がすぐ静かになるわけじゃないけど、
今のわたしには、それだけでも十分な一歩だと思えました。
無理に静かにしようとしないコツ
無理やり思考を止めようとすると、 余計に頭が騒がしくなってしまう。
だから今は、「また喋ってるな〜」とやさしく見てあげるだけ。
「静かにしなきゃ」とも思わずに、 そのまま、呼吸と一緒に体の内側へ意識を戻していくようにしています。
静けさって、作るものじゃなくて、 自然と戻ってくるものなのかなと感じています。
わたしが実践している“静かさに戻る習慣”

呼吸と体の内側に意識を向けるだけでいい
わたしが実践しているのは、
ただ「吸って、吐いて」の呼吸をしながら、体の内側に意識を向けることだけ。
ちゃんと体の感覚に意識が向いているとき、思考は湧いてこない。
気づいたら静けさの中にいて、「あ、戻ってこれたな」と感じる瞬間があります。
もしまた思考が出てきても、
「いま考えてたな」と気づいて、また呼吸の感覚に戻るだけ。
このシンプルな繰り返しが、
静けさとつながり直すわたしの習慣になっています。
毎朝やってる「朝の整えワーク」
朝は特に、思考が暴走しやすい時間帯。
だからわたしは、毎朝起きてすぐに、 布団の中でそのまま呼吸法をやっています。
体の内側に意識を向けながら、 「吸って、吐いて」をゆっくり繰り返す。
それだけで、思考に引っ張られていた意識が落ち着いて、 自分のペースを取り戻せる感じがしています。
頭の中のざわざわに気づけたら、楽になる
わたしはまだ、頭の中が静かになったとは言えません。
でも、「ずっと喋ってるな」と気づけるようになっただけでも、 大きな変化やと感じています。
頭の中がざわざわしていてもいい。
それに気づける自分でいられたら、 少しずつ静けさに戻っていけると思えるようになりました。
「止める」のではなく、「気づく」。
その一歩を踏み出せただけで、今は十分。
これからも、気づいたらそっと呼吸に戻る。
そんなふうに、静けさとつながっていたいと思います。